須田幸英税理士事務所 事務所通信 平成30年5月号掲載
誰にも負けない努力をする
 あっという間に、さくらの季節も終わり真夏のような暑い日もある昨今です。
先日、事務所の駐車場の雑草が目立つようになってきたため、草取りをしました。
アスファルト舗装になっているのですが、割れ目から雑草が結構出ていました。
  稲や野菜は放っておくと枯れてしまったり害虫にやられてしまいますが、雑草は何もしなくても割れ目を見つけては、たくましく育っています。
 そこで思い出したのが、標題の「誰にも負けない努力をする」です。
私の所属している盛和塾でよく交わされる言葉です。これについて稲盛塾長は次のように言っています。

 より充実した人生を生きていこうとするならば、人一倍努力を払い、仕事に一生懸命打ち込まなければなりません。
自然界に生きている動植物はみな、必死に生きています。我々人間もまた、 まじめに、一生懸命に働くということが、生をうけたものとしての最低の務め であろうと思います。
 そのためには、まず仕事を好きになることが大切です。好きであればこそ仕事に没頭することができます。またよりよいものを目指そうという気持ちも生まれ、自然に創意工夫をするようになります。
 仕事に惚れ込み、夢中になり、人並み以上の努力をする。この誰にも負けない努力がすばらしい結果をもたらしてくれるのです。
・・・・・・・・・以上です。

 また、その後盛和塾新潟例会で、株式会社オロ(東証1部上場)社長の話を聞く機会がありました。40代前半で上場し、創業1期目を除き連続して利益計上し、平成29年12月期の売上高39.1億円、経常利益8.4億円の会社です。
 質問の時間となり、「経営12ヶ条の中で何を一番に考えていますか?」との問に対し、間髪入れずに「誰にも負けない努力をする」と答えました。
 さすが、盛和塾で学び東証1部上場までになった会社の社長だと思いました。
 それと同時に、私はまだまだ努力が足りないことを痛感しました。
 そして、草取りをしながら、「また伸びてきたら草取りをしなければならないな」という程度のことしか考えていない自分がいます。
 これからは少なくとも「生をうけたものとしての最低の務め」を果たしていかなければならないと考えた1日でした。

                所長 須田幸英
 事務所通信5月号掲載
トップページへ 所長の一言トップページへ